最大の情報通信企業
新菱冷熱工業株式会社は9月30日、モーリシャス共和国にてMauritius Telecom Ltd.(モーリシャス・テレコム社)より、国内では最大規模のデータセンター新築工事を受注した。
建設する場所はモーリシャスの空の玄関口であるサー・シウサガル・ラングーラム国際空港があるグランポール県県都のローズベルだ。
Mauritius Telecom Ltd.は、国内全域に固定・携帯電話及びインターネットサービスを提供する最大の情報通信企業だ。
データセンター新築工事を受注
モーリシャス共和国はアフリカ地域において、情報インフラが整った国のひとつだ。国内での携帯電話の普及率は、国民100人あたり123台と、日本国内を上回るほど増加している。
今回、建設するデータセンターは、大量のデータを保管する情報通信の要となる専用施設であり、設備には高い信頼性が必要とされる。
この施設はアメリカの民間団体「Uptime Institute」が定めている信頼性の基準「Tier(ティア)」の最も厳しいグレードである「Tier4」が適用されている。
電源の多重化や空調設備の冗長性、アクセス管理などが求められる。この工事は新菱冷熱工業の今までの日本国内外においてデータセンターの豊富な工事経験を生かし進められていく。
受注範囲は空調・衛生・消火・電気設備工事一式となっており、2016年6月に契約、同月末に着工している。なお引き渡しは2017年1月の予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新菱冷熱工業株式会社 ニュースリリース
http://www.shinryo.com/news.html#20160930