European Offshore Wind Deployment Centre
三菱重工業とデンマークのヴェスタス社の洋上風力発電設備合弁会社であるMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)は9月30日、英国のEuropean Offshore Wind Deployment Centre(以下、EOWDC)より、世界最大出力の洋上風力発電設備V164-8.0MWを11基受注したと発表した。なお2018年の運転開始を予定している。
EOWDCはスウェーデン国営の総合エネルギー会社であるバッテンフォール社のグループ会社だ。アバディーン洋上ウインドファームはアバディーン湾の沖合にあり、今後の予定としては2018年の前半に据付を実施し、試運転を行う計画としている。
洋上風力発電設備を受注
今回、両社が結んだ契約に基づいて、MHIヴェスタスはEOWDCに、パワーモードを使うことで定格出力8,000kWを8,400kWまで高めることができるV164-8.0MWを世界で初めて納入する。それとともに最大20年間の保守サービスを提供することになっている。
なお、洋上風力発電用ブレードの生産に関しては2015年5月に稼働しており、現在は280人以上の従業員を抱える英国ワイト島の工場が担当する。
EOWDCは今回の洋上発電プロジェクトを行うことによって、8,400kWのパワーモードにて最適な運用を行い、66kVの電圧連系などの革新技術について実証することにより、発電コストを削減していく。
▼外部リンク
三菱重工業 プレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/160930.html