8月の受注高は1兆444億円
国土交通省は9月30日、「建設工事受注動態統計調査(大手50社 平成28年8月分)」を公表した。調査によると8月の建設工事の受注高は、前年同月比13.8%増の1兆444億円。3か月ぶりの増加となった。
このうち国内からの受注は、対前年同月比14.3%増の1兆62億円。海外からの受注も前年同月比1.1%増の382億円となり、4か月ぶりに増加した。
民間からの受注高は6,552億円
国内工事のうち民間からの受注高は、前年同月比9.7%増の6,552億円。製造業は36.9%減となる一方、非製造業は30.8%の増加となった。
発注者別でみると、増加したのは不動産業、電気・ガス・熱供給・水道業、運輸業、郵便などだった。
公共工事の受注高は、対前年同月比27.7%増の3,135億円で、先月の減少から再び増加に転じた。国の機関は14.5%の増加。地方の機関も59.3%の増加がみられた。
発注者別でみると、国の機関は国、独立行政法人が増加し、政府関連企業は減少している。地方の機関はすべてが増加した。
工事種類別では建築、土木ともに増加。鉄道、土木その他、医療・福祉施設などが増加したものの、倉庫・流通施設、道路、住宅などが減少している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001147186.pdf