国交省、作業現場に洋式快適トイレ設置を義務化

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国交省、作業現場に洋式快適トイレ設置を義務化

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2016年10月01日 01:00

「仮設トイレ」を「快適トイレ」に
9月27日に国土交通省は、先月4日に募集していた快適トイレの事例集を取りまとめた。応募者数は、30社68件。国交省は、建設現場において男性だけでなく女性も共に働く環境を整えるため、ワークライフバランス推進を可能にする環境整備を推し進めている。

従来、仮設トイレは基本的に和式で、女性仕様にはなっていない。女性技術者等には大きなネックになっていた。女性の活躍が、期待される土木現場では喫緊の課題だ。そこで、来月1日に入札手続きを開始する土木工事から「快適トイレ」の標準仕様が義務付けられる。
「快適トイレ」の標準仕様
さて、快適トイレとして国交省が定める標準仕様は全部で17項目。まず、トイレに求める機能には洋式便座であること。水洗(簡易水洗も含む)、またはし尿処理装置付き。臭い逆流防止機能付き(フラッパー機能付き)。

しっかりと施錠できるもの(二重ロック等)、容易に開かないもの。照明は電源がなくても点灯可能なもの。衣類掛け等のフック(荷加重5キログラム以上)もしくは荷物置きの設置。以上6項目が上げられるが、臭い逆流防止機能等は義務ではなく考慮の対象と言うことである。

さらに、付属品として備えるものに男女別の明確な表示。直接入口が見えないようにとの配慮から、入口の目隠し。女性専用トイレには、サニタリーボックスの設置。鏡つき洗面台。便座除菌シート等の衛星用品が必須である。

他に推奨する仕様として、室内寸法は四方が90センチメートル以上(半畳程度以上)が望ましく、擬音装置や着替え台、フラッパー機能の多重化、窓など室内温度の調整機能、小物置き場等があればなお良いとしている。これら具体的な17項目を定めたトイレを快適トイレとし、来月1日以降に入札手続きを開始する直轄土木工事に適用される。
災害現場にも「快適トイレ」
昨年度、建設現場に洋式トイレを試験導入したおりに、男女問わず「快適だ」との高評価を得ていた。しかし、洋式のレンタル料金は月3万~5万円と和式の5千~1万5千円に比べ割高である。そこで、国はトイレ1基に当たり上限4万5千円を補助する方針を固めた。、

また、災害時に避難所で設置される仮設トイレも和式がほとんどだ。熊本地震の被災地では、足腰の弱い高齢者が和式便器に直接座ってしまうケースもあり、衛生面からも問題視されている。さらに、和式に慣れない子どもたちからも洋式トイレへのニーズが強い。今後国は快適トイレの普及を災害現場にも広げて行きたいとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001146979.pdf

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