各国の規格を満たすエレベーター
株式会社日立製作所と株式会社日立ビルシステムは9月26日、アジア・中東地域を対象とした新型機械室レスエレベーターを国別に順次販売していくことを発表した。
最近ではアジアや中東各国の昇降機市場において、エレベーターを昇降させる巻上機や、制御盤などを設置するための機械室を設けることなく、設備をエレベーターの昇降路内に設置するという機械室レスエレベーターの需要が増えている。
日立ではこれまでは日本向けもしくは中国向けの機械室レスエレベーターを、アジア・中東各国の法規・要求仕様にカスタマイズし販売してきたのだが、今回新たな規格のエレベーターを発売することにした。
新型機械室レスエレベーターを発売
このエレベーターはデザイン性に優れている。それだけでなく各国のエレベーター規格を満たしており、短納期で柔軟に対応していくため、基本仕様については標準化している。
しかし意匠と機能面については日本での最新仕様を適用しているため、電子安全技術に基づく安全性と回生運転、LED採用などの省エネ性、脱臭機能によるかご内環境の快適性などを実現している。
日立は今後、アジアや中東地域に対して、エレベーターの販売を順次拡大していき、5,000台規模の昇降機の受注を目指していく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日立製作所 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2016/09/0926a.html