日本初のデジタル・パワー・プラント・プロジェクト
GEパワーと東京電力フュエル&パワー(以下、東電FP)は、9月26日、火力発電分野におけるIoTソリューションの共同開発・導入について基本合意に至ったことを発表した。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、電力会社の既設発電設備に、GEが開発した産業向けIoTプラットフォーム「Predix(プレディックス)」を活用する日本初の取り組みだ。
Predixは、数多くのアプリケーションを産業用機器と接続し、データ収集等を行ったうえ、リアルタイムに事業者に見解や考察を提供することで、機器やプラントなどの性能や生産性向上に貢献するプラットフォーム。
東電FPは、定格出力50.7万kW、LNGを燃料とする「富津火力発電所4号系列」において、Predix上で稼動するアプリケーション「アセット・パフォーマンス・マネジメント」を導入し、運用面の柔軟性向上やライフサイクルコストの削減効果を検証するという。
火力発電所の効率運用と信頼性向上に貢献
GEパワーは、同社の最新ソフトウェア・ソリューションの導入が、電力ビジネスにおける運用面のメリットとなることに期待を寄せる。
一方、東電FPは、IoTを活用することで、国内外の火力発電所に対するソリューション・サービスを提供するなど、新たなビジネス領域に挑戦していく考えだ。
▼外部リンク
GEパワー プレスリリース
http://www.genewsroom.com/
東京電力フュエル&パワー プレスリリース
http://www.tepco.co.jp/