住友不動産「新築そっくりさん」で景観を損なわずに改築
住友不動産は9月21日、福島県磐梯町の地方再生支援プロジェクトをスタートさせたと発表した。
磐梯町では、国の史跡に指定されている「慧日寺跡」の門前町を中心に、歴史的まちなみを構成する古民家を歴史的風致形成建造物に指定し、統一された景観を整備して観光客を誘致するまちづくりを進めている。
地方再生支援プロジェクトは、住友不動産が販売する古民家を再生する「新築そっくりさん」のノウハウを活用し、磐梯町全体の歴史ある景観を向上させる「まちなみ再生事業」を支援するもの。
木目調のアルミサッシを新開発
再生事業の第一号となる建築物の改修が8月10日に完成し、引き続き第二号、第三号物件の改修に着手した。古民家の外観を統一して歴史的風土を維持しながら住みやすく改修する指針を作り、磐梯町のまちなみ再生を進めていく。
このプロジェクトは住民からも、「風情ある景観と、最新の機能を備えた住居を両立させる提案」だとして好評を得ている。
今回の再生事業では、歴史的景観にふさわしい外観デザインと、快適な生活空間をリーズナブルに両立させるために、断熱性に優れたアルミサッシに杉材の化粧を施した部材を開発するなど、さまざまな工夫が施されている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
住友不動産株式会社のプレスリリース
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