旧鈴川工場の土地を活用
日本製紙は、9月16日、静岡県富士市にて、同社の旧鈴川工場の生産設備跡地を活用した「火力発電所」が完成したことを発表した。
また、同日、関係者による竣工式が執り行われたことも併せて明らかにした。
新発電所の概要
同社は、三菱商事パワー、中部電力とともに、2013年9月、発電設備の運転・維持・管理および電力の卸供給販売を目的に、発電事業会社「鈴川エネルギーセンター」を設立。発電出力約10万キロワット(送電端)の火力発電所の建設を進めてきた。
同センターは、9月1日より営業運転をスタート。同社は、発電設備の運転および保守を受託し、発電した電力全量を、電力小売り事業者であるダイヤモンドパワーに販売していくとされる。
豊かな暮らしに貢献
同社では、製紙業だけでなく、木材成分を利用した化成品の製造販売のほか、社会への電力安定供給に資するエネルギー事業も積極的に展開。鈴川エネルギーセンターでは、発電設備の操業技術を生かし、設備運営を通じて電力の安定供給に取り組む考えだ。
また、今後も長年培ってきた技術やノウハウを基盤に、人々の豊かな暮らしと文化の発展に貢献することを目指していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日本製紙 プレスリリース
http://www.nipponpapergroup.com/news/year/
三菱商事パワー ホームページ
http://www.mc-power.co.jp/
中部電力 ホームページ
https://www.chuden.co.jp/