トルコにて発電機を受注
東芝は9月13日、トルコの大手電力事業者ゾルルエナジーグループが建設を予定しているクズレデレ第3地熱発電所2号機向けに、約5万kWの蒸気タービン・発電機を受注したと発表した。トルコでは人口増加が著しいことから電力需要の増加が予想されており、いくつもの発電所建設が計画されている。
クズレデレ第3地熱発電所2号機は約7万kWの高効率コンバインド型地熱発電システムを採用した発電所であり、約5万kWのフラッシュ型発電設備と約2万kWのバイナリー型発電設備がある。なお、東芝はフラッシュ型発電設備を担当している。
クズレデレ第3地熱発電所
トルコ市場においては、昨年末クズレデレ第3地熱発電所1号機向けに発電設備一式を受注しており、機器を製造しているところだ。またゾルルエナジーグループのアラシェヒル地熱発電所向けにも、発電設備一式を納入の実績がある。
クズレデレ第3地熱発電所は東芝が持つノウハウなどを活用することによって、最初の計画よりも早期に商業運転が開始されることになった。それ以外にも顧客が求める仕様に対して迅速・柔軟に対応できたことが評価され受注することになった。
今後も地熱発電事業で戦略的な協業契約を締結しているオーマット・テクノロジーズ社との連携や、インフラ輸出政策により組成されている各種支援策を活用することによって、により、高効率なコンバインド型地熱発電システム事業を拡大していく。
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東芝 プレスリリース
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