モーメントパワー発電装置を開発
有限会社ヤマ吉は回転の力を応用した発電装置が、長期の試験稼働を終えデータ解析を完了し、優れたエネルギー効率が実証されたと発表した。
現在でも数ワット程度の発電機は、手で回すタイプの発電機や太陽光発電機、風力発電機などがある。しかし長時間安定して発電することができるものはない。
今回開発したモーメントパワー発電装置は、自転車のライトで使われる前輪ハブダイナモを使用し24時間、約11ヵ月に渡って試験稼働を行った。
超高層ビルでも活用可能
日本は山間地が多く、マイクロ水力発電など小規模な発電装置が稼働している。しかしそのほとんどが、地域に古くからある「水車」と同じ発想であり効率が良いということではない。
モーメントパワー発電装置は、これまでの「水車」と「観覧車」を組み合わせたような構造だ。少しのエネルギーであっても、テコの原理を応用することによって大きな動力を生み出すことが可能だ。
高低差を活用することによって自然エネルギーでの低コスト発電は、消費するエネルギーを自給で賄うことができる。
またそれ以外にも様々な場所での応用も考えられており、具体的には超高層ビルからの排水など、エネルギーを生み出す場所ではなかったとしても、モーメントパワー発電装置であればシンプルな構造であるためどこででも敷設が可能だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
モーメントパワー発電装置
https://www.youtube.com/watch?v=6vO-rJGD5TQ
プレスリリース(ValuePress!)
https://www.value-press.com/pressrelease/167878