合格率55% 19,454人が合格
国土交通省は、8月17日(水)、平成28年度の1級土木施工管理技術検定試験「学科試験」の合格者を発表した。試験は7月3日(日)に全国34会場で行われ、19,454人が合格した。
試験は、国土交通大臣の検定試験機関である一般財団法人全国建設研修センターが、全国13地区34会場で実施、35,340人が受験した。合格率は55.0%。
合格基準は65問中37問以上正解。当初は39問以上正解(得点が60%以上)を合格基準と想定していたが、試験の正答率を踏まえ、37問以上の正解が合格基準となった。
合格者は中堅層が6割、男性が95.4%
合格者の主な属性として、年齢別、学歴別、勤務先別、男女別、2級土木施工管理技術検定合格の有無、を発表している。
年齢別では35歳~39歳が21.7%とトップであるが、次いで40歳~44歳が20.7%、30歳~34歳が19.1%と、30歳から44歳までのいわゆる中堅層が6割を超えてほぼ均等に、資格を取得している。
学歴別では大学卒と高校卒でほぼ40%ずつ、全体の8割が占め、勤務先別では、建設業が83%を占めた。また、男女別では男性が95.4%と圧倒的となった。2級土木施工管理技術検定合格者は、ほぼ半数の48.7%であった。
合否は受験者に通知
合格者には、合否通知書が、また不合格者には不合格の旨と成績が通知される。試験問題、正答その他の内容については、試験を実施した一般財団法人全国建設研修センターの公式ウエブに掲載され、国土交通省では問い合わせには一切応じられない、としている。
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