清原工業団地でガスコージェネレーションによる電熱供給
カルビー、キヤノン、久光製薬は、東京ガスからガスコージェネレーションによって電力と熱(蒸気や温水)の供給を受ける。8月25日にプレスリリースで、東京ガス傘下の東京ガスエンジニアリングソリューションズ電力と、熱の供給に関する契約を締結したと発表した。
栃木県宇都宮市の清原工業団地内のカルビー、キヤノン、久光製薬の事業所に電熱を供給するために、東京ガスエンジニアリングソリューションズは、3万KW級のガスコージェネレーションシステムを備える「清原工業団地エネルギーセンター(仮称)」を建設する。完成は2019年1月の予定だ。
複数の異業種事業所への電熱供給で、高い省エネ効果を実現
同時に複数の異業種に向けてエネルギーを供給するため、時間や時期によって需要状況が異なる各事業所のエネルギー情報をマネジメントシステムで管理し、効率的に供給することで約20%の省エネ、CO2排出量が約20%削減されさる見込みだ。単独の事業所との契約では望めない規模の環境負荷低減を実現する。
さらに、ガスコージェネにブラックアウトスタート仕様を採用し、停電時にも電力と熱の供給を行うBCPにも対応する。内陸型工業団地で複数の異業種事業所にエネルギーを供給する取り組みは、国内で初めて。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
カルビー株式会社、キヤノン株式会社、久光製薬株式会社、東京ガス株式会社、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社のプレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press