「鉄筋工(土木)」の不足率、2.6%
国土交通省は8月25日、「建設労働需給調査結果(平成28年7月調査)」を公表した。
建設労働需給調査とは建設業界における労働者の需給動向を、職種と地域別に調査したもの。
国土交通省では6職種を「型わく工(土木)」、「型わく工(建築)」、「左官」、「とび工」、「鉄筋工(土木)」、「鉄筋工(建築)」としており、これに「電工」と「配管工」を加えて8職種とし、職種ごとの過不足率を調べている。
調査によると7月における8職種計の過不足率は、1.1%の不足。前月の0.6%と比べると、0.5ポイント不足率が拡大した。特に鉄筋工(土木)の不足が顕著で、2.6%の不足となった。左官の不足も目立っており、前月は1.0%だったが7月は2.0%の不足。
東北地方の過不足状況をみると、8職種は1.1%、6職種は0.8%の不足となっている。
9月の労働者確保の見通しは「普通」
9月の労働者確保の見通しは「普通」が70.7%。「困難」と「やや困難」の合計は21.1%で、対前年同月比4.8ポイントのマイナスとなった。「やや容易」と「容易」の合計も8.1%で、前年同月比で0.5ポイントのマイナスとなっている
10月の見通しについては、「普通」が65.3%。「困難」が17.6%で前年同月比2.2ポイントのマイナス。「容易」は10.5%で、前年同月比0.5ポイントのプラスだった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report