株式会社エリジオンは8月24日(水)に、3次元点群データ処理ソフト「InfiPoints」の新バージョン「Ver.3.0」を発表した。
鋼材モデリング機能を新開発し、配管モデリング機能を強化、更にモデル化したデータのパラメーターをBIM(Building Information Modelling)ソフトウエアなどに受け渡す機能を開発。また3Dレーザースキャナーからのデータ入力機能と、点群データの合成精度向上と精度保証に関する機能を追加し、エンジニアリング用途での点群データの実用性を向上させた。
現在、新築工事では、設計からメンテナンスまでの工程全体で3次元データを活用する方法が一般的で、既存の建物においても、3次元データを効率的にBIMに取り入れ、施工準備に活用することが求められている。今回のバージョンアップはそうした必要性に応える形で開発された。
今回のバージョンアップでは、H型鋼などの鋼材を簡単にCADモデル化できる機能を追加し、配管モデリング機能・設備モデリング機能と併用、作成したデータをBIMソフトや設備CADソフトに入力、編集しながら作業を進めることができるので、手早く正確に、現場の状況をデジタル化できる。
また、データの合成精度が向上し、その結果を数値やグラフなどで表し保証する機能を追加したことで、現場を見るための情報としてだけではなく、高度なエンジニアリング用途での活用も期待される。
エリジオンは、今後も、データの合成精度の向上や、他のITツールとの連携強化を通じて、新たなエンジニアリングの発展に貢献する、としている。
(画像はプレスリリースより)
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