鹿島建設、国内最高記録、大断面トンネル掘削で月進270mを達成

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鹿島建設、国内最高記録、大断面トンネル掘削で月進270mを達成

2016年09月02日 22:00

国内最高記録、月進270m

鹿島建設株式会社は8月25日、NATM(New Austrian Tunnelling Method)による掘削断面積110平方メートル以上の大断面トンネル工事としては国内最高記録となる月間掘削距離(月進)270mを7月14日に達成した、と発表した。

3,000m級の長大トンネル

岩手県釜石市の国道45号唐丹第3トンネル工事は、延長2,998m、幅員12.0m、設計掘削断面積109.0~126.3平方メートル、内空断面積94.9平方メートル、という長大トンネル工事(工期は2014年3月~2017年3月)。

このトンネルは、東日本大震災からの復興リーディングプロジェクトである「三陸沿岸道路」の一部となるトンネルで、地域の復興に向けて一日も早い工事の完成が望まれている。

掘削工事を高速化するため施工の合理化を図って工事を進めた結果、6月14日から7月14日までの31日間で、大断面トンネルとしては国内最高記録となる月進270mを達成し、月間の掘削土量も31,050立方メートルを達成した。

高速施工を実現した合理化技術

施工方法の合理化による掘削サイクルの計画と現況を常に比較しつつ遅延要因を排除し、サイクルタイムを短縮した。

また、最適機械の選定と複数の機械を常時配置による確実なサイクルタイムの短縮。

粒状含水爆薬を用いた機械装填、超低粉塵型の急結材や在来品よりも軽量なGFRPロックボルトを採用し、作業員への負担を軽減する材料・設備の工夫を行った。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

鹿島建設株式会社のプレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201608/25c1-j.htm

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