約2,500万米ドルを出資
オリックスは、9月2日、本社をシンガポールに置くUOB Venture Management Pte Ltd.と共同で、ベトナムにて水力発電事業を営むBitexco Power Corporation(以下、BPC)に、それぞれ約2,500万米ドルずつを出資することに合意したことを明らかにした。
ベトナムの電力需要は、年平均10~12%成長すると推測。政府では、電力市場を段階的に自由化する方針を掲げていることから、今後も民間企業による電力市場への参入が期待できるという。
BPCの概要
BPCは、ベトナムにおいて不動産事業やインフラ事業を展開するBitexcoグループのひとつで、2007年、水力発電事業を統括する持株会社として設立された。
ベトナム全土で稼働中15カ所、建設中3カ所の合わせて18カ所の水力発電所を手掛けており、総発電容量は970MWに及ぶ。また、年間発電量は約270万人の年間電力使用量に相当する3,500GWhと、民間最大手の水力発電事業を推進している。
ベトナムへの投資は初
オリックスにとって、今回の出資は、ベトナムで初めてのエネルギー事業への参画となる。
国内はもとより、海外ではインドにて大型風力発電事業にも参入している経験や、専門性をベースにこれからもアジアでのエネルギー事業を積極的に進めていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
オリックス プレスリリース
http://www.orix.co.jp/grp/news/2016/