光海底ケーブルを新たに設置
日本電気(以下、NEC)は、9月8日、インドネシアとシンガポールを結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「IGG(Indonesia Global Gateway)」をインドネシア最大の通信事業者であるPT Telkomから受注したことを明らかにした。
なお、今回の受注については、これまで40年におよぶ納入実績に加え、最先端の技術力等が高く評価されたものと位置付けられている。
プロジェクトの概要
IGGは、ジャカルタやバタム等、インドネシア9都市とシンガポールを結ぶ、総延長距離約5,300キロメートルの光海底ケーブル。
インドネシア国内の通信環境向上に貢献するだけでなく、他のケーブルとの接続によりインドネシアとヨーロッパ・アメリカ間の通信がより早く、便利になるとして期待されている。
なお、新ケーブルは、1波長あたり毎秒100ギガビットとなる最新の光波長多重方式に対応しており、建設時の初期容量は毎秒32テラビット。稼働開始時期については、2018年前半を目指す計画だ。
強みをいかした技術で貢献
NECは、地球6周分のべ25万キロメートル超の敷設実績を有する海底ケーブルのトップベンダー。また、同社の子会社であるOCCは、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを、日本で唯一製造可能な企業である。
同社では、光海底ケーブルを含めた通信インフラ整備事業を世界へ幅広く展開。今後も、人々の豊かで洗練された社会の実現に貢献していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
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