小松製作所は、9月5日、東北6県と新潟県の測量会社、計7社とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。
これまで同社は、建設現場の課題解決のためのソリューション事業「スマートコンストラクション」において、3次元測量サービスを実施していた。しかし今後は、全国の測量会社への委託も進めていく考えだ。
昨年2月にスマートコンストラクションを日本国内で開始して以来、同社は、ドローンや3Dスキャナーを使用した高精度な測量を行ってきたが、ドローンの利用が一般化してきたことを背景に、コマツレンタルが受注した測量については、パートナー測量会社に優先的に委託を進める方針である。
また、現在は東北復興の願いも込め、東北6県と新潟県の測量会社を最初のパートナー企業に選出しているが、今後は「調査」「測量」「設計・施工計画」「施工」「検査」に関わる様々な分野のサプライヤーを対象に、各都道府県にパートナー会社を増やす計画だ。
なお、パートナー会社には、測量関連データの処理・保管の際、同社のクラウドプラットフォーム「KomConnect」の活用を推進。幅広く利用してもらうことで、建設現場に携わる人々にとって使いやすいクラウドプラットフォームづくりを目指したいとしている。
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同社は、更なる増加が見込まれる3次元高精度測量のニーズに、全国のパートナー測量会社と協力して迅速に応えると共に、安全で生産性の高い建設現場の実現に取り組む方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
小松製作所 プレスリリース
http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/press/