三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、9月7日、インドネシアのムアラカラン(Muara Karang)火力発電所向けに出力50万キロワットの天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備をフルターンキー契約で受注したことを発表した。
また、同時に長期メンテナンス契約(LTSA)を締結したことも明らかにした。
ムアラカラン発電所は、インドネシアの国営電力会社であるPT. PLN(Persero)が新設する火力発電所で、首都ジャカルタの北東約10キロメートルに位置する。
今回のプロジェクトでは、三菱商事およびインドネシアの大手土建会社であるPT. Wijaya Karya(Persero)Tbk.(以下、WIKA)とともに受注。
MHPSは、GTCC発電設備の主要機器となるM701F形ガスタービン1基、蒸気タービン1基および付帯設備一式を供給する一方、土建工事および据え付け工事は、WIKAが担当し、2019年の運転開始を目指す予定だ。
また、運転開始後、MHPSは、長期メンテナンス契約に基づき、遠隔監視や常駐技師の派遣を含めたGTCC発電設備の保守・管理をサポートしていく計画である。
急増する電力需要を背景に、インドネシア政府は、3,500万キロワットの電源整備計画を推進中。同発電所の運転開始後は、首都周辺の旺盛な電力需要に応えていくことになる。
MHPSは、インドネシアにて、GTCC発電設備を含めた大型ガスタービンのトップシェアを誇る。今後も、インドネシアをはじめ、世界の電力市場で、高効率発電システム「GTCC発電設備」の積極受注に努める方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ プレスリリース
http://www.mhps.com/news/20160907.html