木造建築士の学科試験の合格者発表
公益財団法人建築技術教育普及センターは9月6日、平成28年木造建築士試験の「学科の試験」の合格者が都道府県知事により決定された、と発表した。
昨年の合格率54.7%(受験者数519人、合格者数284人)と比べ、今年の合格率は61.4%と高かった。
合格基準点
合格基準点は、各科目25点満点で、建築計画13点、建築法規13点、建築構造13点、建築施工14点、かつ総得点60点以上。今年は、建築施工の平均点が例年より著しく高かったため基準点を補正した。例年は13点。
合格者の属性
職域別では、学生・研究生が76.5%と多く、次いで建設会社・工務店・大工14.6%、建築士事務所2.0%などであった。昨年と比べ建築士事務所がやや減ったものの他はあまり変動がなかった。
男女別では、男85.5%、女14.5%で、昨年に比べ女がやや減った。
年齢別では、24才以下が74.7%、次いで40才代10.2%、30才代7.6%などで、平均年齢は25.6才となり、昨年の平均25.3才より若干上がった。
受験者への通知
合格者には合格通知書が送付される。また、合格者一覧表を支部および都道府県建築士会の事務所等に掲示。合格者一覧表は、10月5日まで掲載予定。
不合格者には、不合格の旨および成績を通知する。
合格者には、10月9日設計製図の試験を実施し、12月1日合格発表予定。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
公益財団法人建築技術教育普及センターの発表
http://www.jaeic.or.jp/