生産性向上技術の開発が急務
清水建設株式会社、アクティブリンク株式会社、株式会社エスシー・マシーナリの3社は9月6日、重量鉄筋の配筋作業をアシストするロボットアーム型の作業支援ロボット「配筋アシストロボ」を共同で開発したと発表した。
「配筋アシストロボ」は人間の身体を元にして作られたロボットだ。ロボットは右肩や上腕、肘、下腕、手となる「肩旋回部」「第一アーム」「肘旋回部」「第二アーム」「把持部」の5パーツと制御盤で構成されている。
作業支援ロボット「配筋アシストロボ」を開発
どのように動かすのかというと、腕全体の動きをアシストするサーボモーターがあり、このモーターを使って肩旋回部と肘旋回部、第二アームに組み込むことにより、実際の右腕に近い動作性を実現することが可能となった。
利用する場合には「配筋アシストロボ」を鉄骨柱に固定した後、把持部に重量鉄筋を掴ませ昇降ボタンを使って持ち上げる。それから作業員が握った、操作グリップの動きに合わせてサーボモーターが稼働する。
建設業界においては熟練工の数がだんだんと減ってきており、それに伴って建設現場の生産性向上技術開発、そして普及が急務となっている。
清水建設はこの課題を解決するためにロボットテクノロジーに着目し、エスシー・マシーナリと共同にて、右腕の機能をスケールアップしてロボット化した「配筋アシストロボ」を開発した。
内容としては建設現場のニーズ抽出やプロジェクトの企画立案、実証試験を行い、アクティブリンクが設計、製作を行っている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
清水建設株式会社 ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2016/2016028