オートデスクは7日、建設プロジェクトで使用される2D/3Dデータや設計図書の取り扱いを効率化するクラウドサービス「Autodesk(R) BIM 360(TM)Docs」(オートデスク ビム スリーシックスティ ドックス、BIM 360 Docs)の提供を開始した。提供価格はプロジェクトの参加人数により算出、個別案件ごとに見積もりが必要となる。
BIM 360 Docsは、プロジェクト内で日々作成・更新される膨大な量の資料や図面を一元管理することができるドキュメント管理サービス。図面やBIMデータ、CADデータや文書など多様な形式のファイルを運用可能で、変更箇所の伝わりやすい色分け・比較表示、朱書きによるコメント機能も搭載している。
またデータはフォルダごとにアクセス権限を設定可能なほか、設計図書の更新と発行に関するアクセス制御での管理、PDF形式の設計図書からタイトル部分を読み取り、更新された書類を自動的に文書群として整理する機能を搭載するなど、データの更新を適切に管理できる仕様だ。
オートデスクによれば、建設プロジェクトでは複数の関係者・企業が長期にわたり作業を行う都合上、企業それぞれの独自ルールで設計図書などが作られてしまうことが多く、プロジェクト内での適切な情報共有を妨げる要因となりがちであった。
こうした課題を受けて開発された今回のBIM 360 Docsは、業務へ最新かつ正確な資料を提供し、複数の関係者が参画している場合でも業務の効率化を可能とするサービスになっているという。
加えて同サービスは同社独自のクラウドサービス開発環境プログラム「Forge」を介してカスタマイズが可能で、他のシステムとの連携や、各企業独自のワークフローへの適用も可能な柔軟性を持たせているとのことだ。
(画像はプレスリリースより)
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