乗る前に階数を指定するシステムを導入
東芝エレベータは8月16日、インドでオフィスビル向けエレベーターと、納入後の保守契約を一括受注したと発表した。
インド中南部のハイデラバードに建設されるオフィスビル向けのもので、インドの現地法人、東芝ジョンソンエレベータ・インド社が契約した。受注台数は70台。建設工事は3期に分けて実施され、エレベーターは2017年から順次出荷される予定だ。
高速・高級機種のELCOSMO-IIIシリーズを納入する計画で、70台全てが「乗り場側行き先階登録システム(Destination Control System)」で運行される。
このシステムは、群管理制御の一種で、乗り場に先階登録装置が設けられており、利用者が目的階を登録すると、乗車する号機を群の中から割り当てる。エレベーターに乗る前に階数を指定するため、通常の群管理に比べて運転効率が高まるのが特徴だ。
ハイデラバードはインド最大級のIT都市
東芝ジョンソンエレベータ・インド社は、中国に次ぐ世界最大規模のインド市場で、高速・高級機種を中心に営業活動を行っているが、70台を一括受注するのは今回が初めて。
ハイデラバードではIT企業と金融機関が集まるハイテク・金融都市。経済特区を設け世界からIT企業を誘致しており、数多くのグローバル企業が拠点を構えている。
エレベーターの需要も急速に拡大していることから東芝エレベータは、
本大型受注案件を皮切りに、確かな品質と技術力、そして保守サービス品質でさらなる受注拡大を図ります
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と、ハイデラバードでの拡販に意欲的だ。
▼外部リンク
東芝エレベータ株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/