断面欠損
断面欠損とは、広義では、断面の欠損のことである。一般的には、継手や仕口など部材同士をつなぎ合わせることで、各部材の断面寸法が小さくなることを指す。
例えば、排水工事において、コンクリートや木材にパイプや排水溝を取り付けることで、部材の断面が小さくなった状態を「断面欠損」と言う。また、電話工事で、柱を欠き取ることも「断面欠損」の状態である。
断面欠損の箇所が重要な部分である場合、耐力が劣ることもあるため、部材の寸法は欠損分を見こんで選ぶとよい。
※継手…土台や梁などの長さが1本の材では足りない場合、材を途中で継ぐ接合部のことである。
※仕口…土台と柱、柱と梁など、直交する部材の接合部のことである。