設計図書
設計図書(せっけいずしょ、せっけいとしょ)とは、建築工事実施のために必要な図面や仕様書のことである。
図面には、平面図(平面状に建築物を表現したもの)や立面図(建物を真横から見た図面)、断面図(建物の断面の絵)など様々な種類がある。仕様書とは具体的な工事の内容・方法を記載するもので、図面で表せないようなことが含まれている。
設計図書は、建築基準法の第2条、建築士法の第2条により制定されている。設計図書が適切に作成されていないと、その設計図書に基づいて行われる工事監理業務に支障が生じるため、設計士には適切な設計図書を作成することが求められる。
設計図書に、工事途中で生じた変更工事の内容を反映したものを竣工図書と呼び、建物の完成後にも保管される。