海峡トンネルとは

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海峡トンネル

海峡トンネルとは、2つの陸地にはさまれ、海上通行上重要なルートとなっている海域の下に作られた海底トンネルのことである。日本にある海峡トンネルとしては、1988年に開通し、青森県東津軽郡今別町浜名と北海道上磯郡知内町湯の里を結ぶ青函トンネルがよく知られている。そのほか、山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ関門トンネルがある。

■青函トンネル
全長53.85キロメートル、海面下240メートル。戦前に構想が計画され、本格的な調査は終戦後に行われた。1954年には、青函連絡船が台風接近下で遭難して1,155人の死者・行方不明者を出した洞爺丸事故によって構想の早期実現が叫ばれ、その10年後の1964年に着工にこぎつけた。
青函トンネルの工事で初めて実用化された工事技術には以下のようなものがある。
・レーザーを使った測量
・世界最長となる2,150メートルの水平ボーリング
・岩盤の弱いところを補強するため、水ガラスとセメントミルクの混合物を高圧ポンプで注入する地盤注入
・掘った後の岩盤を安定させるコンクリート吹付工法
・ロックボルトを岩盤に放射状に打ち込むロックボルト工法

■関門トンネル
完成したのは1958年。全長3,461メートルの内、海底部分は780メートル。二重構造になっていて、上が車、下が人道となっている。

■日本が技術協力した海外の海峡トンネル
・英仏(ドーバー)海峡トンネル…英国とフランスを結ぶトンネル。トンネルを掘り進む掘削機を、川崎重工業が製作した。
・ボスポラス海峡横断鉄道トンネル…トルコ・イスタンブールを東(アジア)と西(欧州)に分けるボスポラス海峡の海底トンネル。大成建設が建設工事を手掛けた。

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