リフォーム瑕疵保険
リフォーム瑕疵(かし…欠陥を意味する法律用語)保険とは、リフォーム時の検査と保証がセットになった保険制度のことである。
リフォーム瑕疵保険を取り扱う保険法人は、国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社である。現在5法人が指定されており、事業者はこの中から自由に選択して保険契約を締結することができる。
リフォーム瑕疵保険には、保険加入事業者の公開、リフォーム工事の品質確保、欠陥があった場合の保険金の支払いという3つの大きな特徴がある。
■リフォーム瑕疵保険の3つの特徴
①リフォーム瑕疵保険に加入する事業者は、保険法人へ事業者登録することが必要となる。保険法人では、登録された事業者について、保険利用件数などの情報を公開する。発注者は、この情報を参考にリフォーム業者を選ぶことができる。
②リフォーム工事の施工中や工事完了後に、第三者検査員(建築士)が現場検査を行うので、質の高いリフォームが確保される。
③リフォームに欠陥が見つかった場合に、補修費用などの保険金が事業者に支払われ、無償で直してもらうことができる。
保険対象は、リフォーム工事を実施した全ての部分である。
保険期間は、構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防止する部分は5年間、その他の部分は1年間とする。
保険金の支払い対象となる費用は、補修費用、調査費用、転居・仮住まい費用とする。