パラペットとは、建物の屋上やバルコニーなどの周囲に、端を立ち上げる形で作られたものである。手すり壁とも呼ばれる。
建物の先端を保護するとともに、意匠の面でも重要視される。
とくに、陸屋根式建物の屋上に多く見られ、屋根スラブと壁との接合部分の防水効果を補強するために設けられることが多い。
※意匠…形や色、模様などを工夫した装飾。
※陸屋根式建物…屋根が傾斜のない水平な建物。具体的には屋上のある建物のことで、庭園屋外リビングや設備関連機器の置き場などに利用することができる。
※屋根スラブ…屋根を構成する床板のこと。屋上の床部分にあたる。