アールヌーボー様式とは

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アールヌーボー様式

アールヌーボー様式とは、19世紀末から20世紀初めにフランスなど、ヨーロッパ各国の建築・工芸・絵画などの諸芸術に流行した様式のことである。
花やツタなど植物を模したものや曲線的な装飾が特徴。
「産業革命以降、粗悪になった実用品に芸術性を取り戻そう」というコンセプトのもと、様々な分野の作品に波及した。

アールヌーボーは、フランス語で「新しい芸術」を意味する。
サミュエル・ビングという美術商がパリで開店した店の名称に由来する。
日本では日露戦争後に流行した。

アールヌーボーの曲線構成には、とくに自由に曲げられる鉄の特性が生かされたが、あまりにも曲線を強調するあまり、アールヌーボーの建築を魅力のないものに変えてしまった。そのため、20世紀初頭になるとアールヌーボーは急速に衰えていった。
しかし、1960年代のアメリカでアール・ヌーボーのリバイバルが起こって以降、再評価が進んでいる。

■特徴
・花、草、木のツタ、昆虫など自然界のものをモチーフにしたものが多い。
・流動的で自然な曲線・曲面を用いて装飾的に表現している。

■おもな建築作品
・アントニオ・ガウディによるサグラダ・ファミリア(建設中)
・エクトール・ギマールによるパリの地下鉄駅出入り口
・ヴィクトール・オルタによるタッセル邸
・ポール・アンカールのアンカール邸
・シャルルロワにある黄金の家

■代表的な作家
ガウディ(建築家)、エミール・ガレ(ガラス工芸作家)、ルイス・C・ティファニー(ガラス工芸作家)など

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