煉瓦
煉瓦(れんが)とは、建築材料のひとつで、粘土や頁岩や泥を型に入れてから焼き固めた(圧縮した)もの。基本的には赤茶色で、直方体である。標準の寸法は国によって異なるが、日本では210mm×100mm×60mmのものが多く使われている。煉瓦には、通常の煉瓦(普通レンガ、建築レンガ)以外に、1580度以上にも耐えられる「耐火レンガ」がある。
煉瓦が建築材料として使われるようになった歴史は古く、メソポタミア文明から主流の建築材料として活躍していた。日本では近代化とともに導入されたが、関東大震災(1923)時に多くの被害を出し、地震に弱いというデメリットが浮き彫りになったため、現在煉瓦建築は激減している。
現代建築での煉瓦は、構造材としてではなく仕上げ材として用いられるケースがほとんどである。仕上げ材としての煉瓦は、木造や鉄筋コンクリートでつくられた構造物の表面に、貼りつける形で用いられる。
■煉瓦の積み方
煉瓦のどの面を正面に見せるかによって、呼び方は異なる。
・フランドル積み
・イギリス積み
・長手積み
・小口積み など