トリハロメタン
トリハロメタンとは、浄水場内で原水の消毒に用いられる塩素が原水内の有機物質と反応した際に生成される、ハロゲン化合物の総称。具体的にはクロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4種を指す。
トリハロメタンには発がん性の疑いがあるため、近年では極力塩素を用いない消毒方法(紫外線消毒、オゾン消毒など)を行う浄水場が増加している。
また、生成されたトリハロメタンを除去するために、粒状活性炭処理をはじめとした高度浄水処理を行う浄水場も増加している。
ちなみに水道水内に含まれているトリハロメタンは、自宅で水道水を10分以上煮沸することで除去できる。