上請けとは

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上請け

上請け(うわうけ)とは、中小業者が、元請業者として受注した工事を、大手企業に対して下請けに出すことである。建設業法で禁じている丸投げ(一括下請負)のことを指す場合も多い。日本における公共工事発注システムの大きな問題点とされている。
上請け行為については、元請人が計画、管理、監督等において、実質的に工事に関与している場合には一括下請負に該当しないとされており、すべての上請け行為が違法なものとは限らない。問題になる典型的なケースは、元請業者である中小業者が、有益な役割を果たさず、利ざや(発注者から受け取った金額と下請け業者に支払う金額との価格差)を取っているだけの、丸投げを行っている場合である。そのほか、元請業者が、自身と同規模の建設業者に対して下請けに出すことは、横請け(よこうけ)といわれる。

※丸投げ(一括下請負)…利ざやを稼ぐことを目的に、受注した仕事のすべてを同業他社に委託すること。

上請けの発生要因
地方自治体が、地元の中小企業に優先的に工事を発注する政策を採っているため、受注した地元業者が全国的に活動する大規模事業者に丸投げを行うことが横行している。そのため施工能力のある大規模事業者が、適切な施工能力を持たない地元業者に対して入札で不利となり、上請けでしか工事に携わることができないケースが生じている。

上請けの解決方法
地方自治体の工事発注において、地域要件を課すことを禁止するのが望ましい。また、発注者側が、建設業者が適切な施工技術を保有しているか充分に検討することが大事である。

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