外掛け
外掛けとは、販売価格から利益を設定していく方法のことである。計算式は、原価÷(1-希望利益率)=販売価格となる。
例えば、原価1,000円の品物に3割の利益を確保したい場合の販売価格は、1,000円÷(1-0.3)=1,429円となる。売値1,429円-原価1,000円=429円の利益となる。利益429円÷販売価格1,429円=30%(3割)で、外掛け計算式で求めた販売価格での3割利益が確認できる。
外掛けは、「頭から」とか「上から何割」という言い方をする場合もある。上記の場合は「上から3割」ということになる。
外掛けに対して、仕入れ価格から利益設定する方法を「内掛け」と言う。
内掛けと比較すると、外掛け価格設定は利益額が即座にわかりやすいという長所がある。また、同じ3割の利益率でも、外掛けのほうが売値が高くなるため、それだけ粗利益が増えるということになる。