ライフサイクルコスト
ライフサイクルコストとは、建物の企画・設計から始まり、建設を経て、水道・光熱、点検・保守、清掃などの運用維持管理、税金・保険、解体処分までを建物の生涯と定義して、その全期間に要する費用のことである。
ライフサイクルコストは、初期建設費であるイニシャルコストと、エネルギー費、保全費、改修費などのランニングコストで構成される。イニシャルコストは、全コストの1/4程度にしか過ぎず、残りの3/4はランニングコストだとも言われている。費用対効果は、イニシャルコストだけでなくトータルのライフサイクルコストを用いて検討する必要がある。建物の定期的な点検により、致命的な欠陥が発現する前に対策を講じることで、ライフサイクルコストを低減することができる。
※費用対効果…かかった費用に比較してどのくらい効果が得られたかを示す指標。費用が安く、効果が高いほど大きくなる。
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