ポンプ打ち
ポンプ打ちとは、基礎の型枠に生コンクリート(固まっていないコンクリート)を流しこむ「打設」の際、ポンプ車を使って行うことである。
ポンプ車には配管が取り付けられていて、生コンクリートがその配管を通り、型枠に流しこまれる。
ポンプ車に設置された主柱(ブーム)により、ノズルを伸ばすことができるので、高所や狭い場所にも生コンクリートを効率的に運ぶことができる。
ポンプ車には、ピストン式(押し出し式)とスクイーズ式(チューブ絞り出し式)の2種類がある。
■ポンプ車の種類
・ピストン式は、生コンクリートをシリンダ内に吸いこみ、水鉄砲のように押し出して圧送するタイプである。圧送性能が高く、高層ビル建設や大規模な土木工事現場で使用される。
・スクイーズ式は、チューブをローラーで絞りながらしごいていくことで、生コンクリートを圧送する。使いやすさと経済性に優れ、小規模現場や一戸建て住宅の基礎工事などに使われる。