アスペクト比
アスペクト比とは、矩形(くけい:ひしがたのこと)における長辺と短辺の比率のことである。
建築用語では、長方形断面のダクトの縦横長さの比を示すことが多い。この数値が大きいほど、ダクトが扁平となる。ダクト内風速は、風量と断面積で決定するため、ダクトが扁平になるとダクト内を通過する空気の抵抗も大きくなる。同時に、ダクトの空気抵抗も増え、ランニングコストにも影響を与える。さらに、長辺が長くなると騒音の発生原因となるため、一般的にはアスペクト比は5以内とされている。
※ダクト…空調機からの風や部屋からの臭気を排出するために用いられる風道のこと。