スランプ試験
スランプ試験とは、生コンクリートの品質をはかる指標のひとつである「流動性」を確かめるための試験。
スランプとは、生コンクリートの流動性を示す値のことである。スランプ値の大きい生コンクリートほど、流動性が高い。単位はcmで表す。
建築物に使われる生コンクリートの適正なスランプ値は、15cm~18cmとされている。また、ダムなどの土木工事に使用する場合であれば、建築物用よりもスランプ値が低く、強度の高い生コンクリートが使われる。
■手順
スランプコーンといわれるコップのような入れ物に、生コンクリートを詰める
↓
攪拌後、スランプコーンを逆さまに置き、コーンだけを垂直に抜き取る
↓
地面に残った生コンクリートの頂点が、何cm下がるかを測定する