NETIS
NETISとは、国土交通省が運用している新技術情報提供システムである。「New Technology Information System」の略で「ネティス」と称される。
各新技術は活用効果評価に基づき、推奨技術・準推奨技術・活用促進技術・設計比較対象技術・少実績優良技術に分類され、その情報数は4000件を超える。
国土交通省は、情報を一般公開することで、民間における技術開発の促進や、優れた新技術の活用による公共工事の品質の確保、コストの削減を期待している。
■NETISの長所
・技術開発者にとっては、技術の活用促進がはかられる、信用度が高まる、技術改良につながる。
・施工者にとっては、信用できる新しい技術を活用できる。公共事業における工事成績評定や、総合評価方式の入札で加点が見こめる。
・コンサルタントにとっては、新技術・新工法の検討と情報入手が簡便化できる。
■新技術の一例
・推奨技術 (分類)共通工/軟弱地盤処理工 (新技術名称)パワーブレンダー工法(スラリー噴射方式)
・準推奨技術 (分類)河川海岸/多自然型護岸工(新技術名称)侵食防止シート工
・活用促進技術 (分類)機械設備/水門設備 (新技術名称)オートゲート(門柱レス樋門)
・設計比較対象技術(分類)コンクリート工 鉄筋工 (新技術名称)鉄筋工事用ウォールスペーサーブロック
・少実績優良技術 (分類)調査試験 測量 (新技術名称)地上3次元レーザースキャナー斜面災害地形状取得技術
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