CD案
CD案とは、「Cost Down(コストダウン)」の略で、材料や設計などを工夫することにより価格をさらに安くする案のことである。
例えば、内壁を高級クロス仕上げから塗装仕上げに替えることなどがこれに該当する。価値が低下しても良いという条件下で、単純にコストを落とす手法がCD案ということになる。
※高級クロス仕上げ…麻やウールなどの天然繊維を使用した「高級布クロス」をはじめ、木で模様を作り、薄くスライスしたものに裏打ちした「突板壁紙」など、暖かさや高級感を醸し出す壁紙。
これに対して、性能や価値を下げずに、コストを抑えることを「VE案(Value Engineering:バリューエンジニアリング)」と言う。
例えば、構造強度を確保しつつ、鉄筋の本数・サイズを減らすことなどはVE案に該当する。