沈砂池
沈砂池とは下水処理場内の入り口に設けられた設備であり、下水中の大きな砂やゴミを取り除く役割を担っている。
沈砂池内には、以下の装置が設置されている。
・し渣除去装置(しさじょきょそうち)
大きなゴミを取り除くための、スクリーンと呼ばれる金属製の網が設置されている。スクリーンで取り除かれたゴミは洗浄された後運搬され、処理場内の焼却炉で焼却処分される。
・沈砂除去装置(ちんさじょきょそうち)
下水内に混入している砂などの重いものを取り除くための装置である。砂は重さによって沈むことで水と分離され、その後掻寄機(かきよせき)により一箇所に集められる。
洗浄された後に運搬され、その後は最終処分場で埋め立て処分される。
・脱臭設備(だっしゅうせつび)
下水内の悪臭をとりのぞくための装置である。下水はここで脱臭処理を施されてから、次の過程の「最初沈殿池」へと運ばれる。