イギリス積みとは

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イギリス積み

イギリス積みとは、煉瓦の積み方の一種で、レンガブロックの長手(直方体のサイド面のうち、一辺が長い方)だけを並べた段と小口(煉瓦の切断面)だけを並べた段を、交互に積む方法。
外観はフランドル積み(長手面と小口面を交互に並べる積み方)と似ているが、美しさはフランドル積みに劣る。一方、イギリス積みの方が強度が高く、かつ経済的(使用する煉瓦が少なくて済む)であるといわれている。
イギリス積みは、土木構造物や鉄道の橋梁などによく見られる。

煉瓦の積み方には、イギリス積みのほかに「フランドル積み」「長手積み(長手のみを積む)」「小口積み(小口のみを積む)」などがある。いずれも、レンガの芋目地(※)を防ぎ、耐震力を強めるために考えられた積み方である。
※芋目地…レンガの縦辺が、一直線に揃ってしまうこと。芋目地が発生した面は、外からの力に対する耐性が非常に弱く、壁が倒壊する危険もある。

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