フランドル積みとは

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フランドル積み

フランドル積みとは、煉瓦の積み方の一種で、ブロックレンガの長手(直方体のサイド面のうち、一辺が長い方)と小口(煉瓦の切断面)を交互に積んでいく積み方。長手と小口の中心(縦芯といわれる)が揃っているという特徴がある。

フランドル積みは「最も外観を美しく見せる積み方」として、明治初期には洋風建築によく使われた。しかし、耐震性はあまり優れていなかったため、明治後期になるにつれて、丈夫な積み方とされる「イギリス積み(長手のみを並べた段と、小口のみを並べた段を交互に積む)」の構造物の方が多く見られるようになった。

■名前の由来
フランドル地方(現在のオランダ、ベルギー、フランスにかかる地域)が、フランドル積みの発祥の地だったためである。「フランス積み」と呼ぶこともあるが、「フランドル積み」が正しい。

レンガの積み方には、フランドル積み以外に「イギリス積み」「長手積み(長手のみを積む)」「小口積み(小口のみを積む)」などがある。いずれも、レンガの芋目地(※)を防ぎ、耐震力を強めるために考えられた積み方である。
※芋目地…レンガの縦辺が、一直線に揃ってしまうこと。芋目地が発生した面は、外からの力に対する耐性が非常に弱く、壁が倒壊する危険もある。

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