消毒
消毒とは、浄水場・下水処理場における処理工程の最終段階である。塩素やオゾン、紫外線など、様々なもので水中の微生物・ウイルス・細菌・化合物を死滅・無効化させる工程を指す。安全性の高い水をつくるために、欠かせない工程である。
■主な消毒方法
・塩素消毒
水中に塩素を混入する消毒方法。細菌や鉄・マンガン、アンモニアを除去できるが、ノロウイルスや結核菌などを死滅させることができない。そのため、紫外線消毒とあわせて行われる。
・紫外線消毒
紫外線を照射することによる消毒方法。各種微生物やウイルスに含まれる核酸に直接作用し、塩素消毒では除去できないウイルスを死滅させることができる。
ただし、効果を発する持続時間が短い・透明度が低い水への効果が低いといったデメリットがある。
・オゾン消毒
オゾンを水に溶かす消毒方法。オゾンが持つ強い酸化力により、塩素を用いずに細菌・混入物・ウイルス・微生物などを除去できる。
ただし、効果を発する持続時間が短い・雑菌に弱い・低温に弱いなどのデメリットがある。