設備管理会社
ビル・工場などの建物の設備を設置者に代わって管理する会社。設備管理業務は建物の電気設備、受変電設備、照明設備、昇降機設備、空調設備、給排水設備、消防設備等の各種法令に定められた点検、設備を常に最良の状態で運転できるように日常点検や定期点検による設備の不具合の予防措置、くわえて部品や消耗品は設備の運転に支障をきたす前の定期的な交換を実施する。点検はLCC(ライフサイクルコスト)、LCM(ライフサイクルマネジメント)の観点から最適な周期と方法が決められる。
建物の設備管理を行うには専門的な技術や知識を必要とし、それぞれの設備に対応した国家資格を必要とする。例えば電気・通信設備には電気主任技術者、電気工事士、特種電気工事資格者、電気工事施工管理技士等がある。各設備ではなく、設備管理全般を横断的にカバーする総合的な管理者としてビル設備管理技能士がある。