戸田建設、工事現場の騒音振動を抑える「GMD工法」開発

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戸田建設、工事現場の騒音振動を抑える「GMD工法」開発

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2016年04月27日 15:00

工事現場の振動抑制工法開発
今月22日に戸田建設は、すでに特許出願済の「おもりによる振動抑制GMD工法(Ground Mass Damper)」を開発した。これまで工事現場では、重機の走行や作業による工事振動に対する対策に苦慮していた。この工法では、おもり(重量物)を地表面に置くだけで、容易に振動を抑制できる。

下図を参照して頂くと、建設工事による地盤振動エネルギーの多くが、地表面に沿って上下動を伴う。この工法は、地表面の最適な位置に最適な状態でおもりを設置することにより、その振動を抑制することができるということ。
「GMD工法」開発の背景
従来、工事振動を抑制する方法は『振動源での対策』と『伝播経路での対策』の2つに分類される。そのどちらにも問題点を抱えており、その対策が求められていた。

まず『振動源での対策』とは、振動の発生自体を抑える方法であるが、これは低振動の施工機械を採用しなければならない。さらに、振動を極力発生させないように、丁寧な施工が要求される。その結果、施工スピードの低下につながる。

さらに『伝播経路での対策』とは、地盤を揺れにくく改良して振動の伝播を妨げる方法である。この従来用いられている地中防振壁・防振溝などの方法は、十分な効 果を得るためには大規模な土工事が必要である。その結果コスト高となり、仮設工事の振動対策にも適さない。

「GMD工法」の特長
この「GMD工法」の特長として、1, おもりの慣性(振動発生前に静止状態にあるおもりが、静止し続けようとする働き)により地表面の上下動に抵抗し、振動の伝播を妨げることで、工事振動を抑制する。

2,作業終了後の現状復帰は、おもりを除去するだけなので仮設工事の振動対策にも最適。従来の問題点であった、施工スピードと経済性の両立が可能となる。
今後の展望
すでにこの工法を用いて、地盤条件の異なる場所で検証実験を実施。また、埼玉県の水処理施設増設工事の現場では、現場の仮設材を積み重ねた簡易なおもりを用いて、この工法を適用した結果、整地工事の振動を4割程度抑制する効果を確認。

今後同社は、この工法を建築・土木を問わず、あらゆる工事振動が問題になる現場での活用に、役立てたいとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

戸田建設 ニュースリリース
http://www.toda.co.jp/news/2016/20160422.html

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