NEDOと清水建設が米国ニューヨーク州で省エネビル

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NEDOと清水建設が米国ニューヨーク州で省エネビル

2016年03月28日 15:15

ニューヨーク州立工科大学で、省エネビルの実証実験

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と清水建設、Shimizu North America LLCは3月22日、米国ニューヨーク州で省エネルギービルの実証試験を開始した。

ニューヨーク州立工科大学と共同で行うもので、2015年に完成したニューヨーク州立工科大学内のZEN(Zero Energy Nanotechnology)ビルに、省エネルギー技術を導入する。

日本技術でエネルギー消費半減を目指す

NEDOは2013年9月にニューヨーク州立工科大学と、省エネルギービルの実証事業を共同で実施する基本協定書を締結。ZENビルに対して、ZEB実現に向けた技術や機器、システム構築の検討を進めてきた。

今回の実証事業では、NEDOの委託先である清水建設とShimizu North America LLCが、ZENビルに環境管理システム、照明の点滅制御システム、自然光を照明に取り入れるグラデーションブラインド、燃料電池システム、太陽光発電システムなどを組み込む。

これら日本の技術によって、標準的なビルの消費電力に対し、約54%の省エネ・創エネ効果を目指す。

米国政府は、業務ビルのZEB化に取り組んでおり、今後大きな省エネルギー市場が確立するとみられる。日米間においても2009年に日米クリーンエネルギー行動計画で合意した。

このような背景のもと、日本のきめ細かな省エネ技術を実証し、世界的な省エネ市場で日本の優位性をアピールしたい考えだ。

(画像はニュースリリースより)

▼外部リンク

 

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、清水建設株式会社、Shimizu North America LLCのニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release.html

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