メキシコの火力発電リニューアル工事を230億円で受注 三菱日立パワーシステムズ

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メキシコの火力発電リニューアル工事を230億円で受注 三菱日立パワーシステムズ

2014年12月04日 13:15

経年劣化した発電設備の出力効率アップ

三菱日立パワーシステムズは12月3日、メキシコ電力庁から火力発電設備の大規模増出力工事を受注したと発表した。

受注したのはメキシコ北部のコアウイラ州ピエドラスネグラスの「リオ エスコンディド火力発電所」の1~4号機。1982年に三菱日立パワーシステムズが主要機器を納入した発電施設である。

これらの施設が経年劣化したため石炭焚き火力発電設備4ユニットを更新し、高効率発電所としてリニューアルさせる。蒸気タービンなどの主要機器などの設計から調達、製作据付工事、試運転までを行うフルターンキー契約で受注した。

132万キロワットの増出力を目指す

工事ではタービンなどの主要機器を更新し、現在の出力量である120万キロワットから、高効率な発電が可能な132万キロワットに増やす計画だ。

まず、2017年2月に1号機の工事に着手し、半年ごとに各ユニット工事へと移行する。すべての工事が完了するのは2019年2月の予定。受注額は約2億ドル(約230億円)である。

メキシコでは今年8月にエネルギー改革法が公布され、発電事業への民間参入が可能となった。これまでメキシコ国内の発電をほぼ一手に担ってきたメキシコ電力庁も、これからは民間発電事業者と競合することになる。

このため既存の発電設備の発電効率を上げることが喫緊の課題となっており、今回の設備更新プロジェクトも、この課題を解消させるためにメキシコ電力庁から受注した。

(画像はニュースリリースより)

▼外部リンク

 

三菱日立パワーシステムズ株式会社のニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20141203.html

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