新日鉄住金エンジニアリング、独自開発の免震装置を大型物流施設に採用

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新日鉄住金エンジニアリング、独自開発の免震装置を大型物流施設に採用

2014年06月19日 16:00

振り子の原理でバラつきを解消した免震装置

新日鉄住金エンジニアリングは6月18日、総合物流企業の山九より「(仮称)西神戸物流センター新築工事」を受注したと発表した。

この工事では、免震装置として独自開発の球面すべり支承「NS-SSB」が採用される。

NS-SSBは、今年2月に国土交通大臣認定を取得した免震装置。NS-SSBの名称は、「Spherical(球面) Sliding(すべり) Bearing(支承)」の頭文字から名付けられた。

免震構造に振り子の原理を取り入れ、地震等の揺れやエネルギーを大きく、ゆっくりと吸収する。このため、建物内の積載荷重が常に変化する物流倉庫では、特に安定した免震性能を発揮する。

(画像はニュースリリースより)

高い免震力を持つ大型物流施設を低コストで提供

従来の免震装置のおよそ3倍の支持能力を有しながら、免震装置で重要な「すべりやすさ」と、「繰り返し性能」の実現に成功。高い免震性能に加え、シンプルで無駄のない免震構造設計によるコスト削減にも貢献する。

新日鉄住金エンジニアリングは、大型物流施設の建設工事に注力しており、今回の「(仮称)西神戸物流センター新築工事」を始め、着実に実績を重ねてきた。大型物流施設の施工面積は、直近10年で約150万平米を誇る。

今後も引き続き、物流施設計画・建築分野での積極的な展開を進めていく方針だ。

▼外部リンク

 

新日鉄住金エンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/224

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