CBC重工業 ブラジルのパルプ工場向け大型ボイラー設備2缶を受注

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CBC重工業 ブラジルのパルプ工場向け大型ボイラー設備2缶を受注

2014年03月21日 20:00

三菱パワーシステムのブラジル現地法人が受注

三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下:三菱パワーシステムズ)は、同社グループのブラジル現地法人・CBC重工業株式会社(以下:CBC重工業)が、大手製紙パルプメーカーのクラビン社から、大型ボイラー設備2缶を受注したことを発表した。

クラビン社は、ブラジル・パラナ州オルチゲーラ地区に、世界最大級となる最新鋭製紙パルプ工場の新設を計画している。CBC重工業は、この計画の中心設備である「回収ボイラー」と「バイオマス焚きボイラー」を、2016年春までに納入する。

(画像はプレスリリースより)

世界最大級容量の「回収ボイラー」

CBC重工業が受注した2缶の大型ボイラーは、クラビン社が新設する工場において、年間150万トンのパルプ製造を支えることになる。

納入する「回収ボイラー」は、燃料となる黒液(パルプを作るときに発生する液体)の処理能力が固形物換算で1日あたり7,000トンの高効率ボイラーだ。

日本の製紙パルプ工場の場合、最大容量は1日あたり2,700トン。だが、近年の世界の最新鋭工場では、1日あたり5,000トン超が主流になってきており、今回の「回収ボイラー」は、そのような需要に応える世界最大級容量だと言える。

「バイオマス焚きボイラー」他も一括受注

一方、「バイオマス焚きボイラー」は、間伐材や木皮、廃材などのバイオマス燃料を効率よく燃焼するもので、CBC重工業独自の流動床技術を用いている。蒸気発生量は毎時280トンで、バイオマス燃料を利用するボイラーとしては、ブラジル国内で最大容量クラスとなる。

今回、CBC重工業は、ボイラー本体のほか、燃焼装置、煙突等の周辺機器も設置する。また、一括受注により、輸送や現地据え付け、試運転指導なども担当することになっているという。

▼外部リンク

 

ブラジルの製紙パルプ大手から大型ボイラー設備2缶を受注
http://www.mhps.com/news/20140320.html

三菱日立パワーシステムズ株式会社
http://www.mhps.com/index.html

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