新日鉄住金エンジニアリング、住友重機械工業株式会社から乾式脱硫脱硝設備事業を譲受

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新日鉄住金エンジニアリング、住友重機械工業株式会社から乾式脱硫脱硝設備事業を譲受

2017年11月16日 11:00

製鉄プラント事業の環境分野を強化

2017年11月15日、新日鉄住金エンジニアリング株式会社(以下、新日鉄住金エンジニアリング)は、住友重機械工業株式会社(以下、住友重機械)と、乾式脱硫脱硝設備(以下、同設備)の事業譲受について合意したと発表した。

新日鉄住金エンジニアリングは、国内外の製鉄会社向けに、製銑・製鋼・圧延・鋼板処理等の製鉄プラントを販売しているが、これまで、焼結機向けの商品がなかった。

一方、住友重機械は、活性炭を用いた乾式脱硫脱硝設備技術を、発電ボイラー・焼結機・ごみ焼却・セメントキルン等の排ガス処理設備へ実用化してきた。

同設備の事業を譲受することにより、新日鉄住金エンジニアリングは、高性能で設備信頼性が高い乾式脱硫脱硝設備の普及を図るとのこと。

乾式脱硫脱硝設備の概要

同設備において、吸着反応塔に充填されている活性炭は、垂直方向に移動中に水平方向に流れる排ガスと接触してSOx等の環境負荷物質を吸着除去し、脱離再生塔において不活性雰囲気下で加熱され、SOxを放出して、活性炭粉をふるいわけた後、再び吸着反応塔に送られ再利用される。

また、SOxは最終的に有用な副生品である硫酸或いは石膏として回収される。

同設備は、一つの装置で脱硫(SOx除去)・脱硝(NOx除去)・外を同時に行うことができ、湿式法に比べて設備をコンパクトにでき、各環境負荷物質の排出濃度を十分に低く抑え、排ガス処理に水を使わないため使用水量が少ない等の特徴がある。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

新日鉄住金エンジニアリング ニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/2017/20171115.html

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